時間に追われる中間管理職が職務経歴書を効率よく書くためには順番が大切
2023/05/01
「職務経歴書を書かなきゃいけないな。でも、時間が掛かるし面倒くさいなぁ。」
職務経歴書を書いたことがある人であれば誰でも経験があるでしょうし、これから書こうと思っている人も腰が重い原因ですよね。
仕事をしながら転職活動をしている人であれば、普段の仕事を終えて家に帰ってきて、またパソコンと向き合ってA4で2~3枚も書かなければならない職務経歴書は転職活動の悩みの種の一つです。
何とか効率よく書けないでしょうか?
テクニックは色々ありますが、今回は書き進める順番について紹介します。
職務経歴書は
・職務要約
・職務経歴(会社概要など)
・職務経歴詳細(従事した業務など)
・活かせる経験・知識・技術、
・自己PR
これらを上から順番に配置するのが基本構成です。
採用担当者が最初に読むことになる職務要約に力をいれなければなりません。
ですが、職務経歴書を書くにあたって職務要約をいきなり書こうとすると手が止まってしまいます。
そんな時はこれからご紹介する順番で書いていくと効率よく書けますし、全体の整合性も取れます。
まずは、職務経歴(会社概要など)を最初に書きます。
ここは所属していた年月と企業の業種など基本的な項目で考えなくても調べれば書くことができます。従って、ご自身の経歴を思い出しながら書く最初のステップとしては丁度いい項目です。
次に職務経歴詳細(従事した業務など)を書きます。
従事した業務を並べるのがメインですので比較的書きやすい項目です。仕事の実績を書く時に少し手が止まってしまうかもしれませんが、ここで書く実績は各1~2行程度で大丈夫なので、さっと書いて次に進みましょう。
次は活かせる経験・知識・技術です。
ここは資格や技能といった客観的な指標に基づくこと、人間関係を円滑にするための経験知識(ヒューマンスキル)、問題解決能力や論理的思考などどこの企業でも大切になるスキル(ポータブルスキル)に分けて考えるとすっきりします。
ここまで書いたら一旦見直します。
その後、職務経歴詳細、活かせる経験・知識・技術と矛盾が出ないように自己PRを3つ程度作成します。
最後にすべての内容をまとめる形で職務要約を書きます。これで完成です。
提出前に全体を見直します。
見直しのポイントは
・誤字脱字がないか
・西暦と和暦が混在していないか
・読みにくい文章はないか
・整合性が取れていない部分はないか
整合性の確認が最も重要です。退職と次の就職の年月が入れ替わってしまったり、ある項では「一人でこつこつ進める仕事が得意です」と書いたのに別の項では「みんなで協力して行った仕事に達成感を感じます」と書いてしまったりしては、どちらを言いたいのですか?となってしまいます。
ここまで書いて、見直して完成!となります。
日々の業務で時間に追われている中間管理職が効率よく職務経歴書を整える方法を紹介しました。